扉の向こうの音楽の世界 第1回 池辺晋一郎が語る「音楽の不思議」
の練習が始まりました。 これは愛知県文化振興事業団の公演で、第1回目として、池辺さんをお話、指揮でお迎えするというものです。 そしてオーケストラは、なんと愛知室内オーケストラ。 なんだかすごいですねえ。
せっかくの企画なのですが、トロンボーンはなんと、シューベルトの未完成のみ・・・。 なんだか仲間はずれな気分で寂しいです。 しかも1楽章のみだし・・。
今日は池辺さんはいらっしゃらなかったのでオーケストラのみの練習でしたが、明日がお会いするのが楽しみです。 ダジャレが多く出てくるのかしら・・・?
今日は演奏していて、自分の感覚が以前とちょっと変わったなあと感じました。 未完成は以前演奏したことがあるのですが、その時とは吹き方が少し変わった気がします。 音のイメージというんでしょうか・・・。 今の方がグッとシューベルトな感じがする気がします。 というより、きっと自分がイメージしてたものに近い音を出せるようになった、ということでしょうか。 やっぱり日々成長なんですよね。
先日、自分の師匠に、 「こう吹きたい、こういう音を出したいっていつも考えながら音を出していれば、自然とその方向に進むんだ」 と言われました。 できる、できないは別として、常に自分の行きたい方向を向いていれば自然とそのまま前進するのだと。
私は、すぐに間違えたくない、音をはずしたくないという考えが先に浮かんでしまうことが多々あります。 特に本番。 でも、それって、すでに音楽じゃないんですよね。 ただ、音を並べてるだけにすぎない。 自分の感性、音楽性、相手の音楽に耳を傾けてなければ、いい音楽は生まれてこないのです。 音を外そうが、どうなろうが、まずどう感じてるのか、考えてるのか、どう歌いたいのか、そこに自分の音が並べばいいわけです。 テクニックでごまかそうっていう音楽はやっぱり人に感動はあたえられませんよね。 だからといって、音を外していいものではないのですが・・・。 そこは結局日々の鍛錬なんですよね。
最近そういうことをよく考えていて、そこに今日のシューベルト。 縦の線が、とかピッチが、とかそれも大事なことなんだと思います。 だけど、音楽が同じ方向を向いていれば、自ずとリズムだって、音程だって揃ってくるんだと思います。 そういうことを意識して演奏したいな、と思った今日でした。
さて、興味のある方、是非お越しくださいね。
扉の向こうの音楽の世界 第1回 池辺晋一郎が語る「音楽の不思議」 10月11日(土)13:30開演 愛知県芸術劇場コンサートホール 池辺晋一郎(指揮・トーク) 愛知室内オーケストラ(管弦楽) [曲目] モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K.550より 第1楽章 ベートーヴェン:交響曲 第1番 ハ長調 作品21より 第1楽章 シューベルト:交響曲 第7番 ロ短調 D.759 「未完成」より 第1楽章 池辺晋一郎:悲しみの森 [チケット] S席 2,500円(ペア4,500円) A席 1,800円(ペア3,200円、学生1,000円)
BYゆっこ
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